狭山市にて、動物病院を新築中です。

こんにちは。社員大工兼、監督をしている伊藤です

このたび、ご縁ありまして宮本工務店において、動物病院の新築を施工しております。

10月よりスタートし、もうすぐ大工工事完了になるところです。

今回の新築は、病院と言うことで住宅にはない特殊な部屋があるのでこれを皆様にご紹介いたします。

病院といえば皆様、どんな部屋?が頭にうかびますか?

たとえば、ワンちゃんが怪我をすれば病院に行ってまずはレントゲン撮影ですね?

そこで、レントゲン室の施工事例を、写真を通してご説明いたします

一番の違いは、壁と天井に使う建材の中身が違うことです。

写真を見てきずいたかたもおられると思いますが、一見ただの石膏ボードに見えますが

裏面に全面鉛の板が貼ってあるのです。なぜなら、レントゲン撮影の時に放射される

X線、これを室外に漏らさないために、鉛板が貼ってあるのです。

 

全てこのボードを貼り終われば一見どこも普通のボードと変わりないのですが、

私が今回いい言いたい事はこのボードの施工がとても大変なことなんです

まず第一にその重量なんです。910×1820で約40キロ近くあり、とても普通の人では

持ち上げたり、運んだりするのが、かなりハードな、ボードなんです。そうとうな

力自慢な職人さんなら、こなしてしまうと思いますが、多分、通常の方だと、腰を

痛めてしまいそうなくらい、重いんです。

一番大変だったのが、天井部分のボードを貼る作業でした、最初一人で挑戦してみたのですが

脚立の上に、45㎏程度あるボードを持って上がれると思ったのですがとんでもない

ことでした。お話になりませんでした。すかさず、助っ人の大工さんを連れてきて

脚立をやめて、本格的な足場をくんで、ふたりがかりで持ち上げてやっとのおもいで

重さが半端でないので、通常よりも長いビスで細かく止付けました。

 

今回のブログを書き始めたのが、去年なんですが、年明けて一月10日にこのX線室の

専用の鉛板の貼ってある建具が取付られました。やはり、開け閉めが通常の部屋の建具よりも

かなり重め?でした。これで、病院の患者さんや、スタッフの方々の健康がまもられるんですね

この後は、病院が開業する前に保健所の検査があり、放射線の漏れがないか?それが合格に

ならないと、と言う運びになります。おそらく、私の人生で?最初で最後の鉛板施工だと

思います。そうそうめったに病院の建設に携わることはないとおもうので・・・・・

住宅には出てこない内容なのですが、貴重な経験でしたので今回のブログにさせて頂きました。

閲覧された方、ありがとうございました。