住宅版:解体新書

ブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。

朝晩、涼しくなり秋の気配を感じながら 夜、読書にはまっている向井です

最近のお気に入りの1つは 題名にも書きましたが
住宅版:解体新書と書かれている
「住まいの解剖図鑑」絵・文 増田 奏 を毎晩1章づつ じっくり読んでおります。

住まいの解剖図鑑などと聞くと すごく難しく固いイメージがありますが・・・
題名とは違い
 「これから自宅を建てようとする一般の人でも、
  これくらいの知識は身につけておいた方が良いのでは?」ということで書かれた本なので
 営業(見習い中)の私には 住宅について勉強になる一冊なのです。

今までも 数冊 住宅に関する本は読んできましたが・・
この「住まいの解剖図鑑」は 家づくりが「なぜ、そうなっているのか?」
に対してわかりやすく書かれていて
これから自宅を考えている人が判断基準としてヒントになるような知恵が
絵と文章で提供されてます。

少しだけ書きますが・・
「家づくりとは?」に対して 
住宅の設計は、お弁当作りに似ていると・・
住宅の目的は、「住むところ」ではあるものの、住むという目的の中には、
食べる・寝る・TVを見る・・など、無数の目的が折り重なっている。
「ものづくり」というキーワードで住宅をとらえなおしてみると
「住宅の設計とは、美味しいお弁当を作ること」

 お弁当箱と住まいの箱
   ←色々なお弁当箱がありますが、
                 どの箱にするかは自由

お弁当箱の中と住まいの間取り

   ←お弁当の中も住宅の間取りと似ている。
                 どこに何を入れるか自由

お弁当の味と住まいのテイスト

   ←どんなに小さな住まいでも、2つとして同じものはない。
                 お弁当にさまざまな種類があるように、
                 住まいのテイストにも無限の回答があります。
                 ただし、手にできるお弁当はたったの1つ。                                住まいも最終的にはどれか1つに
                 決めなくてはなりません。

このお弁当と似ているから始まったところから
私はこの本に引かれ
読むだけでしたら、2時間あれば読み終わりますが・・・
絵を見ながら・・理解しながら・・1ページ1ページじっくり読んでます。

庇・動線・尺、坪・軒についても 表現が面白く、細かく書かれてます。

長くなりましたが・・・
ブログを読んで この本に興味わいた方は
お近くの書店までどうぞ
(宣伝の為に書いたわけではありません)

読書の秋という事で・・・住宅に興味ある方へのお勧めの1冊です。