ユニットバスと在来浴室の違い
浴室リフォームを計画する時、まず自分の家のお風呂の種類がポイントになります。
ユニットバストは各メーカーが発売している浴室ユニット。システムバスとも言いますね。
1964年東京オリンピック時に急ピッチで建設が進められていたホテルニューオータニで、内装工事を可能な限り省力化するために考案されました。
壁や床、天井などを極力工場で生産し、現場で組み立てるユニットバス。
今では新築住宅を始めほとんどの住宅の浴室に使われています。
それ以前の浴室は床や壁にタイルを貼り、浴槽を入れ込んだ浴室。
このような浴室を「在来浴室」と呼びます。
現在の新築住宅にはめっきり少なくなったこの在来浴室は、施工時間がかかる、寒い、滑りやすいとリフォーム時にはユニットバスへ切り替えるケースがほとんどです。
私が駆け出しの大工だった頃、浴室リフォームというとこの在来浴室からユニットバスへのリフォームでした。
しかし今現在、弊社で取り扱う浴室リフォームは古いユニットバスから新しいユニットバスへのリフォームの方が数が多いです。
それだけ、このユニットバスが普及したということでしょう。
工事費が高くなる在来浴室
リフォーム時に最も気になることの一つに「工事費」が挙げられます。
実はこの浴室リフォーム。
既存の浴室が在来なのか、ユニットバスなのかで工事費が変わります。
在来浴室の場合、解体屋や土間コンクリートの打設。
換気扇ダクトの増設などユニットからユニットの場合と比べると工事が大変になります。
弊社では¥120,000の増額となっていて工事期間も1日〜2日多くかかります。
ちなみにユニットバスからユニットバスの場合は標準工事期間は3日です。
工事期間中はお風呂に入入ることができません。
ユニットバスにして良かった!お客様の感想。
前にも書きました通り、それでもユニットバスにする方が大半を占める浴室リフォーム。
弊社でも人気リフォーム商品になります。
在来浴室からユニットバスへリフォームしたお客様の感想をまとめると、
・浴室が寒くなくなった
・床の滑りやすさが解消された
・床のひやっとする冷たさが解消された
・浴槽や入り口の段差が解消されて使いやすい
・掃除がしやすい
・浴槽が広くなった
などなど、やはり現代の住宅設備は色々と研究されていて皆さん喜んでいただけております。
いかがでしたでしょうか?
日本の住宅設備で普及したユニットバス。
年々進化しているこの住宅設備を今後もご紹介してまいります。